ぼくの眼前に漠然と横たわる無窮の時間。そして、時間を食らい、無を排泄する大蛇。大蛇の食欲旺盛さと言ったら途方もない。食っても食っても満ち足りぬようである。時間の無駄では、と疑問に思うが、かといって有効につかえる手立てもない。時間が食いつぶ…
自販機の前でタバコを吸っているとおばあさんが通りすがりににこやかな笑みを寄越すのだけど、どうして旧知の仲でもない竹馬の友でもないぼくに笑いかけるんだろう、ってそれは微笑めば微笑み返され和やかな雰囲気が生まれぼくもおばあさんもすこし幸せにな…
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