『こけこっこー』

また久々になりましたね。どうもウスズです。最近の出来事は~、なんて、皆さんに報告するような近況はないんですが、お伝えに値する成果物もないんですが、どうしてブログを書き出しているのでしょう? なんて、僕にもわからないこと尋ねたって、皆さんにもわかりませんよね。すみません。でも、見てほしい読んでほしい帰らないでほしい仲良くしてほしい。僕は皆さんに見てもらえるなら、なんだってする所存です。ねえ、ここには何にもないけど、焼け野原しかないけど、僕を見て見て見て見て! って、別にそんなに強くは思ってないです。嘘ついちゃいました。へへへ。僕には伝えたいことなんかなくて、ただ、僕の文章を読んだ人がどのような感想を抱くか、その一点にだけ興味があります。
あー、そうでした。報告できる近況がひとつありました。犬を踏み殺しました。年明けの頃です。犬を踏み殺しました。まあ、汚い野良犬風情が、僕の足元にいるのが悪いですよね。犬を踏み殺しました。まだ雪が積もっていた時期でしたから、真っ白な雪に赤い血が広がっていく光景が綺麗でした。結構人通りのある場所で、実際、十数人とすれ違ったのですが、みんな無視してやんの! こんな面白いもの無視して、おいおいどこ行くの、って感じぃ。笑ってしまいますよねえ。あはは、あはは、え、面白くないですか? 不愉快ですか? それはそれは失礼仕りました。じゃあ、この話は嘘ってことで笑笑
そんなところですかね。僕は元気です。スーパーに行ったら卵が10個100円で、その安さに狂喜乱舞しました。命の値段ってこんなに安かったのですね、無精卵ではありますけど。親鳥にも教えてあげたいところですよね。あなたが一生懸命産んだ卵は10個100円で投げ売りされていますよ、って。そしたら、親鳥は怒ったり、泣いたりするのかなあ、なんつって!!笑 鳥類は下等生物で自分の境遇を理解する頭がないから、殊更教える必要はないですよねえ。ギャグですよ、ギャグ! え、笑えない? 心より謝罪申し上げます。
まあ実際、下等生物に同情する必要はありませんよ。僕が小学生の頃、学校で鶏を飼育していたのですが、小学生はやんちゃな年頃ですから鶏を虐める奴も数人いましてねえ、小石を投げられたり、餌を取り上げられたりで、ついに虐めのストレスに耐えられなくなったのか、僕が餌をやりに行ったある朝、その鶏は自分が産んだ直後のほかほかの卵をバクバクバクバク食べていましたよ。だから、そういうものなんです。だから、愛とか正義とか平和とか、そんな綺麗なものきっとないんです。この世は弱肉強食で、強ければ何をしたっていいんです。たとえば、鶏を化学肥料と抗生物質で薬漬けにして、生まれた直後から卵を産む機械にして、生産効率が悪くなったらスパッと廃棄してもいいんです。弱者は黙って従え。ひどい扱いを受けたくなければ、媚びろ、諂え、笑い者になれ。ということです。
僕の家では犬を飼っています。幼い頃の僕が、飼いたいとねだってペットショップで買った小型犬です。無機質なゲージに幽閉され、ショーウィンドウに飾り立てられている姿を見て、当時の僕はかわいいと思いました。とても人懐っこい奴で、鬱陶しいほどですが、今も犬を見てかわいいと思います。こう、かわいくて犬を撫でさすっているのに、ふと不憫に思うときがあります。犬に対してか、人間に対してか、どうしてそう思うのか、見当もつきませんが、すごく悲しくなるんです。